メディカルセミナーズ blog

高齢者看護&介護について、東京・大阪・愛知・福岡で看護師向けのセミナーを開催しているメディカルセミナーズです。褥瘡・胃瘻・認知症・フットケア・創傷管理・口腔ケア・ストーマなど各テーマのセミナーの情報や、参加者の感想などを紹介しています。

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林炎子先生の「認知症の認識を知ろう」



<メディカルセミナーズ事務局より>

ちょうど1年前に、
大阪での認知症セミナーの
講師を務めてくれた林先生が、
寄稿してくれることになりました!

認知症の話題を中心とした
特別編です、どうぞ!

※林先生のプロフィールを
文末に掲載しています。

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(写真:林炎子先生)

こんにちは。
はじめまして。

認知症介護歴28年の
看護師 林もえこです。


「認知症の人の
  看護って大変!」

「行動の理由が
  わからない!」

そう思う方も
いらっしゃるかも
知れません。


なんで、認知症の人の
看護が大変かというと
「認識が違うから」で、
その相手の認識が
わからないからなのです。


それに気づくか、
気づかないかで
仕事の大変さは
大きく変わります。

「じゃあ、相手の
  認識を知れば、
  看護は楽に
  なるんじゃないの?」

聡い皆様は
そう思われたかも知れません。

全くその通りです。

ということで、
認知症の人の
認識を知ろう!
シリーズスタートです。


「ボールだと思って
  投げたらりんごだった」

「セーターだと思って
  腕を通したらズボンだった」


皆さんは、こんなこと
ありますか?
ありませんよね?
私は、たまに
前後ろは間違えますけど(^^;)

なぜりんごを投げないか、
ズボンに手を
通さないかといえば
それは、皆さんが
「りんご」や「ズボン」を
『認識』しているからです。

じゃあ、認識って
なんなんでしょう?
認知って
なんなんでしょう?

よく聞く言葉ですが、
はっきりとはわからない。

なんだか曖昧な
この2つの言葉・・・。


りんごを例に
考えてみましょう。

目の前に
りんごがあったら
「あ、りんごだ」と
思いますよね?

それはまず、
色、形、質感などを判断して
「あ、りんごだ」となる。


その判断している過程が、
『認知』で
判断した結果
出てきた答えが
『認識』です。

だから、認知症になって、
認知機能が
障害されると、
認識が変わってしまうのです。


「りんごだ」と判断されず
「ボールだ」と判断される。

「ズボンだ」と判断されず
「セーターだ」と判断される。

そうすると、
りんごを投げたり、
ズボンに手を通して
頭からかぶったり
するのです。

それではまた、
来週寄稿しますね。


このような、
認知症看護・介護に
役立つ小冊子を
無料プレゼントしております。
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林 もえこ



◆ 林 炎子 (はやし もえこ)
プロフィール

看護師。1975年生まれ。

11歳のときに両親が民間福祉施設
(デイサービス・入居サービス)を開設後、
幼児、障碍児、障害者、高齢者、
認知症高齢者と生活を共にし、
28年間で70名以上の認知症の方の、
初期から寝たきりになるまで深く関わる。

また、看護師としても、
都立病院などで
10年以上の勤務を経験した後、
2011年 地域での認知症高齢者と
家族のサポートをするため、
心理学、ヒプノセラピー、
NLP、医療・看護など、
多くの学びから得た
エッセンスを活用しながら
認知症に特化した
デイサービスを開設。

28年間実践し続けてきた
独自の介護メソッドを分析し、
認知症とその家族のための
ケアを開発、提供している。



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