メディカルセミナーズ blog

高齢者看護&介護について、東京・大阪・愛知・福岡で看護師向けのセミナーを開催しているメディカルセミナーズです。褥瘡・胃瘻・認知症・フットケア・創傷管理・口腔ケア・ストーマなど各テーマのセミナーの情報や、参加者の感想などを紹介しています。

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高齢者看護&介護について、東京・大阪・愛知・福岡で看護師向けのセミナーを開催しているメディカルセミナーズです。褥瘡・胃瘻・認知症・フットケア・創傷管理・口腔ケア・ストーマなど各テーマのセミナーの情報や、参加者の感想などを紹介しています。

林炎子先生の「認知症の認識を知ろう」

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(写真:林もえこ先生)

まだまだ暑い日が続きますね。

うちの子供達は夏休みです。

ついつい、
「宿題やったの?!」と
聞いてしまいます。

そうすると、
「やっているけどナニ?!」
思春期真っ只中です。

小さい頃は
可愛かったのにな~と
思いつつ(笑)

自分とは違う人格なんだって
思えば、いいんですけどね。

でも、家族の関係では、
自分とは違う人格なんだって
思うのが、難しいのです。

子供を産んだ時、
子供から見たら、
最初は同じ
アイデンティティです。

私(ママ)と子供は一緒。
子供から見たら、
ママと私は一緒。
(お腹の中に入っていたから)

まずは親と同じであり、
そのうち外の世界を知るようになり
親と距離をとるようになります。


反抗期・思春期以降ですね
(まさにうちの子供です?)

でも、完全に親と
アイデンティティを
切り離すのはたいていの場合
難しいです。

物理的に離れていても、
心理的には
くっついている状況です。

だから、家族って難しいのだと
思います。

これはどういうことかというと
お互いに相手に
期待しているのです。

親から子に向けては(子育て)
未来に期待して怒ってしまう。

子から親に向けては(介護)
過去の親と比較して怒ってしまう。

他人だと客観的に見れても
親子だとぶつかり合うのは
このためです。

だから、他人に任せることも
必要です。

事実と現実を客観視することで
できること、できないことを
見極めて、ケアにつなげる
ことができます。


専門職と、家族の介護の違いを
説明できると、
ご家族様の罪悪感が
ちょっと減るかも
知れませんね。

今回もお読みいただき
ありがとうございました。


林 もえこ



◆ 林 炎子 (はやし もえこ)
プロフィール

看護師。1975年生まれ。

11歳のときに両親が民間福祉施設
(デイサービス・入居サービス)を開設後、
幼児、障碍児、障害者、高齢者、
認知症高齢者と生活を共にし、
28年間で70名以上の認知症の方の、
初期から寝たきりになるまで深く関わる。

また、看護師としても、
都立病院などで
10年以上の勤務を経験した後、
2011年 地域での認知症高齢者と
家族のサポートをするため、
心理学、ヒプノセラピー、
NLP、医療・看護など、
多くの学びから得た
エッセンスを活用しながら
認知症に特化した
デイサービスを開設。

28年間実践し続けてきた
独自の介護メソッドを分析し、
認知症とその家族のための
ケアを開発、提供している。

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