メディカルセミナーズ blog

高齢者看護&介護について、東京・大阪・愛知・福岡で看護師向けのセミナーを開催しているメディカルセミナーズです。褥瘡・胃瘻・認知症・フットケア・創傷管理・口腔ケア・ストーマなど各テーマのセミナーの情報や、参加者の感想などを紹介しています。

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林炎子先生の「認知症の認識を知ろう」

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(写真:林もえこ先生)

みなさんこんにちは!

認知症介護歴28年の
看護師 林もえこです。


ちょっと前になりますが、
小林麻央さんが
ブログを始めましたね。

その中で、

「病気になってよかったとは
まだ言えない」

と書かれていました。

きっとまだ子供も小さいし、
そう思うのでしょう。

子供のことを考えると
私でもそう思うでしょう。

それとは反対に、

「癌になったからこそ
気付けたことがある」

と言う
有名人もいますよね。

どちらがいいとか
悪いとかではなくて
ただ、いろんな意見が
あるということです。

私も、いろいろ
辛いことがあると
必ず思い出す
ことわざがあります。

「人生万事塞翁が馬」

悪いことと思ったら、
いいことで
いいことかと思ったら
悪いことだった
という、
中国のことわざです。

私が開催する
認知症講座の中で、

「なぜ認知症になるのか、
 認知症になる
 ポジティブな意味を
 考えてみましょう」

と問いかけることがあります。

難しいかもしれないけど、
考えてみて下さいと。

そうすると、
いろんな答えが出てきます。

例えば
・忘れることで楽になる
・恨み、つらみを忘れる
・死の恐怖を忘れられるなど

もちろん、答えが
その場では出ない方も
いらっしゃいます。

その場合は、
認知症になるのに
ポジティブな意味があるとしたら
どんなこと?

答えは急がないからと、
質問しておくと
後から自分で
気づいたりします。

もしかしたら、
認知症になったのって
意味があるのかもしれないと、
考える余裕を作ること。

これは、働いている私たちにも
言えるかもしれませんが(f^_^;)
(自戒の念を込めて)

実際、接していて、
「なんで?」と思うことも
あるでしょう。

でも、〇〇さんなりの
ポジティブな理由がわかれば、
対処方法がわかる。

客観的に見る
きっかけにもなります。

ご家族様で、
なんで認知症に
なっちゃったんだろうと
悲観している方に
ちょっと声をかけて、
一緒に考えてみるのも
いいかもしれません。

家族って、
介護の渦中にいるから、
認知症の人のことを
客観的に見れなく
なっちゃうんですよね。

それを客観的に
見れるようになると
少し介護の辛さが
軽減するかもしれません。

もしよろしければ
お試しください。

林 もえこ


◆ 林 炎子 (はやし もえこ)
プロフィール

看護師。1975年生まれ。

11歳のときに両親が民間福祉施設
(デイサービス・入居サービス)を開設後、
幼児、障碍児、障害者、高齢者、
認知症高齢者と生活を共にし、
28年間で70名以上の認知症の方の、
初期から寝たきりになるまで深く関わる。

また、看護師としても、
都立病院などで
10年以上の勤務を経験した後、
2011年 地域での認知症高齢者と
家族のサポートをするため、
心理学、ヒプノセラピー、
NLP、医療・看護など、
多くの学びから得た
エッセンスを活用しながら
認知症に特化した
デイサービスを開設。

28年間実践し続けてきた
独自の介護メソッドを分析し、
認知症とその家族のための
ケアを開発、提供している。

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http://www.medisemi.com

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