メディカルセミナーズ blog

高齢者看護&介護について、東京・大阪・愛知・福岡で看護師向けのセミナーを開催しているメディカルセミナーズです。褥瘡・胃瘻・認知症・フットケア・創傷管理・口腔ケア・ストーマなど各テーマのセミナーの情報や、参加者の感想などを紹介しています。

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高齢者看護&介護について、東京・大阪・愛知・福岡で看護師向けのセミナーを開催しているメディカルセミナーズです。褥瘡・胃瘻・認知症・フットケア・創傷管理・口腔ケア・ストーマなど各テーマのセミナーの情報や、参加者の感想などを紹介しています。

セミナーリポート / メルマガ

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◆セミナーリポート
・日時:平成27年12月13日(日)
・名称:2人のプロフェッショナルから学ぶ!胃瘻ケア「看護実践力」養成講座
・講師:高塚健太郎(医師)、梶西ミチコ(ETナース)
・開催地:東京都
・作成:宮崎



東京(調布市)のオフィスより、

宮崎です。


今の胃瘻ケアセミナーに
求められるものは?

教科書的な内容は、
だいたい理解はできているので、
各々の事例に対する
「具体的な取り組み方法」
って、ことかと思う。

でも、
参加者の働く環境は様々なので、
それを一つ一つ応えていっても、
また新しい疑問が
出てくるから、きりがない。

だから、
このセミナーは、
タイトルどおり、
実践力を養ってもらうための
(具体的な取組み方法の方向性を示す)
プログラムにになったと思う。


プログラムの流れとして、
第一部は、高塚先生の講義、
「三者の視点から看る胃瘻ケア」をテーマとして、
胃瘻ケアを全体的にを学ぶ!

第二部は、梶西先生の講義で、
栄養管理、口腔ケア、術後のケアを
より詳しく学ぶ!

そして、
第三部は、質問タイムで、
参加者の皆さんに記入いただいた
すべての質問に講師がコメントを添える!

予定終了時刻は、16時だった。


午前の高塚先生の講演では、
PEGの適応、
カテーテル解説、
PEGと交換の術式、
トラブル対策、
食べるための胃瘻など、

3つの視点から考えていったため、
参加者の皆さんは、
新たな気づきがあったようです。
(アンケートより)

※3つの視点とは?
・患者さん
・ご家族
・主治医、執刀医、看護師などの医療従事者の方々


そして、
昼休憩のときに、
高塚先生と梶西先生に
参加者の皆さんから
提出いただいた質問に、
目を通してもらうと、、

梶西先生:
「皆さんの質問の質が、かなり高いですね。
一生懸命に現場で関わっていないと出てこない質問ばかり。
私の午後の講義と重複するところもあるので、
私の講義は、少し早めに進めて、
第三部の質問に時間をかけましょう!」

高塚先生も同意。


第二部の梶西先生の講義は、
やや駆け足にになったけど、
梶西先生の専門分野である
スキンケアを中心に進行した。

そして、第三部では、
約20件の質問に、2人の講師が
丁寧にコメントを添えてくれた。
(ここで紹介できないのは残念)

終了時刻は、16:30と、
大幅に延長をしてしまい、
皆さんに迷惑をかけてしまったけど、

一つの質問に対し、
同じような疑問を抱えていた
人も多かったようで、
この場に参加した人だけの
貴重な時間になったのでは?と思う。

あと、やっぱり、
この「胃瘻」というテーマの場合、
講師のコメントの微妙なニュアンスが
伝わるのも良かったと思った。


今年も、たくさんの
良いセミナーがあったけど、

2015年の最後を締めくくる
最高のセミナーだった。


企画部:宮崎


hutariprofessional

PS.
「講師への質問」だけでなく、
セミナーの「アンケート」でも
参加者の皆さんの意識の高さが
うかがい知ることができた。

<セミナーアンケートより>

◆経鼻胃管が当たり前のように
おこなわれている現場で、
日々働いています。
今日一日で、胃瘻についての意識が
全く変わりました。今日学んだことを
伝達して行こうと思います。

◆質問に対して実践的に
適切な回答をしていただき、
充実した内容でした。
第二弾を予定して欲しいです。

◆胃瘻から注入された経管栄養の
においを本人は感じることができ、
嗜好を取り入れることは本人の食べたい
という気持ちや喜びに繋がると初めて学びました。
胃瘻は最終手段ではなく、
生きる上で必要な食事であり、
本人が望む生き方のプロセス
となっていると考え、
ケアしていきたいと思います。
注入という言葉を使うことにも、
少し抵抗を覚えることができました。

◆時間は延長してしまいましたが、
一人一人の質問に全部答えていただき、
とてもよかったと思います。

◆勤務先では、主治医になかなか
相談できなかったこと、聞きたかったことを、
一つ一つ丁寧に先生方に答えていただき、
本当にありがたかったです。

◆つい先日、PEGをどうしても
受け入れられない家族がいました。
かといって、胃瘻を決断しないことは
酷い決断だろうか?と悩んでいました。
既に退院してしまいましたが、
今日学んだ
「やさしい胃瘻」」「がんばらないケア」、
QOL、豊かな人生の話ができたら、
もう少し家族の決断の苦しみを
軽減できたのでは?と思いました。
次につなげて行きたいと思います。


→ 前回のセミナーリポート記事 「本庄恵子先生のセルフケア看護入門講座」

◆最新の胃ろうセミナーの情報はこちらから
https://medisemi.com/seminar/?blog

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https://24auto.biz/medisemi/registp/entryform59.htm

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https://medisemi.com/books/37-2/?blog

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